開発環境とは
学習の目標
本章では、プログラミングを始める前に理解しておきたい「開発環境」について学びます。開発環境とは何か、なぜ必要なのか、どのようなものから構成されるのかを理解し、これからのプログラミング学習の土台を作りましょう。
開発環境とは何か
「開発環境」とは、プログラミングを行うために必要なツールや設定の集まりのことです。
スポーツをするときに適切な道具や場所が必要なように、プログラミングをするためにも専用の「道具」が必要です。この道具立てがそろった状態を「開発環境が整っている」と言います。
本講座で構築する開発環境
このコースでは、以下の開発環境を構築していきます。
- プログラミング言語:Ruby
- コードエディタ:Visual Studio Code (VS Code)
これらは、Webアプリケーション開発を学ぶための基本的な環境です。一つずつ丁寧に設定していきますので、初めての方でも安心して進められます。
初めての環境構築では、分からないことがあるかもしれませんが、一歩ずつ進めていきましょう。
次章からは実際にRubyやVS Codeのインストール方法を詳しく解説していきます。
よくある質問
Q: 開発環境を構築するのに高性能なパソコンが必要ですか?
A: 入門レベルのプログラミングであれば、特別に高性能なパソコンは必要ありません。一般的な現行モデルのパソコンであれば十分です。ただし、メモリは8GB以上あると快適に作業できます。
Q: Windowsと Mac、どちらが開発に適していますか?
A: どちらも開発に適しています。個人の好みや開発するアプリケーションによって選ぶとよいでしょう。Web開発であれば両方とも問題なく使えます。Macは Unix ベースのため、一部の開発では設定が簡単な場合があります。
Q: クラウドの開発環境は使えますか?
A: はい、GitHub Codespaces や Replit などのクラウド開発環境も便利です。しかし、本講座では基本的な環境構築の知識を身につけるため、ローカル環境(自分のパソコン上)での開発方法を学びます。
まとめ
本章では、開発環境の基本概念について学びました。
次章からは、実際に Ruby の開発環境を構築する手順を学んでいきます。一緒に頑張りましょう!