ターミナル設定を最適化しよう
Claude Code を使い始めて、改行ができなかったり、長い文章が入力しづらかったりして困っていませんか?
ターミナルの設定を少し調整するだけで、Claude Code がとても使いやすくなります。
ここまでも少し触れてきましたが、快適に Claude Code を使うためのターミナル設定について解説していきます。
プロンプトでの入力中に改行できるようにしよう
Claude Code で複数行のメッセージを送りたい時、Enter キーを押すとそのまま送信されてしまいます。
コードを含む質問や、詳細な指示を出したい時に困りますよね。
基本の改行方法
どのターミナルでも使える方法から紹介します。
> React のコンポーネントを作って。\名前は Button で、\props として label と onClick を受け取るようにして
\
(バックスラッシュ)+ Enter で改行できます。Windows の場合は ¥
(円マーク)+ Enter です。
この方法の良い点は、どんな環境でも確実に動作することです。ただし、毎回バックスラッシュを入力するのは少し面倒かもしれません。
Mac Terminal.app の設定
Mac の標準ターミナルを使っている方は、Option + Enter で改行できるように設定できます。
設定手順:
- ターミナルを開く
- メニューバーから「ターミナル」→「設定」を選択(または Cmd + ,)
- 「プロファイル」タブをクリック
- 左側のリストから使用中のプロファイルを選択
- 「キーボード」タブを開く
- 「Option キーを Meta キーとして使用」にチェック
設定が完了したら、以下のように使えます。
> 以下のエラーを解決して [Option + Enter]TypeError: Cannot read property 'name' of undefined [Option + Enter]at UserProfile.js:15:23
iTerm2 の詳細設定
iTerm2 は多くのエンジニアが使う高機能ターミナルです。
まず iTerm2 の中で Claude Code を起動し、Claude Code の自動設定を試してみましょう。
> /terminal-setup
このコマンドが成功すると、Shift + Enter で改行できるようになります。
もし自動設定がうまくいかない場合は、手動で設定します。
手動設定の手順:
- iTerm2 を開く
- メニューバーから「iTerm2」→「Settings」を選択
- 「Profiles」タブをクリック
- 左側のプロファイルリストから使用中のものを選択
- 「Keys」タブを開く
- 下部の「Left Option Key」を「Esc+」に設定
- 「Right Option Key」も「Esc+」に設定
設定後、Option + Enter で改行できるようになります。
VS Code ターミナルの設定
VS Code の統合ターミナルを使っている場合も、自動設定を使えます。
> /terminal-setup
自動設定後は Shift + Enter で改行できます。
まとめ
ターミナル設定は最初は面倒に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえばずっと快適に使えます。
他にもいくつか設定項目がありますが、実行する環境ごとに大きく異なるため、公式ドキュメントへのリンクだけお付けしておきます。