インタラクティブモードの操作を覚えよう
Claude Code を起動したら、次は操作方法を覚えましょう。キーボードだけで効率的に操作できるようになると、開発スピードが格段に上がります。
インタラクティブモードとは?
インタラクティブモードは、Claude Code との対話画面のことです。
claude
コマンドで起動した後の、「>
」が表示されている状態ですね。ここで質問したり、指示を出したり、結果を確認したりします。
$ claude╭───────────────────────────────────────────────────╮│ ✻ Welcome to Claude Code! ││ ││ /help for help, /status for your current setup ││ ││ cwd: /Users/masuyama/Desktop/cc_test_20250802 │╰───────────────────────────────────────────────────╯
※ Tip: Use /permissions to pre-approve and pre-deny bash, edit, and MCP tools
╭────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╮│ > Try "create a util logging.py that..." │╰────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╯ ? for shortcuts
基本操作をマスターしよう
公式ドキュメントによると、便利なショートカットがたくさんあります。
全部を覚える必要はありませんが、基本操作を学んでいきましょう。
メッセージの送信
=> Enter キー
メッセージを入力したら Enter を押すだけです。
> HTMLでシンプルなボタンを作って[Enter]
操作のキャンセル
=> Esc キー
間違った指示を出してしまった時に使います。
> HTMLでボタンを作って ⎿ Interrupted by user
その後、十字キーの 上 を入力すれば、先ほどの指示をもう一度呼び出すことができます。
╭────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╮│ > HTMLでボタンを作って │╰───────────
そこから追記・修正してあげるとスムーズです。
Claude Code を終了
=> Ctrl+C を 2回
セッションを終了したい時に使います。ターミナルで他のコマンドを終了する時と同じですね。
/exit
と入力するよりも楽なのでおすすめです。
長い出力を展開
=> Ctrl+R
Claude Code が長いコードを生成した時、省略されることがあります。そんな時は Ctrl+R で全文を表示できます。
> 100個のダミーデータを生成して# ... (省略された出力)[Ctrl+R]# 全てのデータが表示される
複数行の入力方法
長いメッセージや、コードを含む質問をしたい時は、改行が必要です。
でも普通に Enter を押すとメッセージが送信されてしまいますよね。
方法1: バックスラッシュ + Enter
一番簡単な方法です。
バックスラッシュが入力された後であれば、Enter を押しても送信されず、改行されます。
> 以下のコードを修正して:\const sum = (a, b) => {\ return a + b\}
方法2: Option+Enter(Mac)
Mac のターミナル設定を変更すると使えるようになります。
Terminal.app の設定:
- 設定 → プロファイル → キーボード
- 「OptionをMetaキーとして使用」をチェック
iTerm2 の設定:
- 設定 → プロファイル → キー
- 左右の Option キーを「Esc+」に設定
方法3: /terminal-setup を使う
以下のように入力します。
> /terminal-setup
これを実行すると、Shift+Enter で改行できるようになります(iTerm2、VS Code ターミナル対応)。
設定済みであれば、以下のように表示されるかと思います。
> /terminal-setup ⎿ Found existing VSCode terminal Shift+Enter key binding. Remove it to continue. See /Users/masuyama/Library/Application Support/Code/User/keybindings.json
モード切り替え(Shift+Tab)
Claude Code には3つのモードがあり、Shift+Tab で切り替えられます。
Normal Mode(通常モード)
デフォルトのモードです。普通に対話する時はこれを使います。
Auto-accept edits on(自動承認モード)
ファイル編集の確認をスキップするモードです。
╭────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╮│ > │╰────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╯ ⏵⏵ auto-accept edits on (shift+tab to cycle)
信頼できる環境で、素早く作業したい時に便利です。ただし、慎重に使いましょう。
Plan Mode(計画モード)
実行前に「何をするか」を計画させるモードです。
╭────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╮│ > │╰────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╯ ⏸ plan mode on (shift+tab to cycle)
大きな変更を加える前にはまずこちらで計画を立てさせることで、予期せぬ変更を防げます。
まとめ
インタラクティブモードの操作は、最初は覚えることが多く感じるかもしれません。
ですが、とりあえず以下のコマンドだけでも覚えておけば開発がスムーズになります。
- Enter: 送信
- Esc: キャンセル
- Ctrl+C を 2回: Claude Code を終了
\
+ Enter: 改行
この5つだけでも覚えておけば、かなりスムーズに操作できるようになります。
次のレッスンでは、作業効率を劇的に上げる「スラッシュコマンド」について学んでいきましょう!