【Windows向け】 RubyをPCにインストールしよう

学習の目標

本章では、WindowsパソコンにRubyをインストールする方法を学びます。プログラミングを始める上で最初の壁となるのが開発環境の構築です。まずはRubyを正しくインストールして、プログラミングができる状態を整えましょう。

プログラミングを始めるには、まず開発環境を整える必要があります。本章では、WindowsパソコンにRubyをインストールする手順を、できるだけ丁寧に解説していきます。

Windowsでのインストールは画面の操作が多いため、各ステップごとに詳しく説明していきます。

適切なバージョンのRubyを選択するために、まずパソコンのシステム情報を確認します。特に重要なのは、お使いのパソコンが32ビットか64ビットかを確認することです。

以下の手順で確認してください。

32ビットか64ビットかを確認した結果は次のステップで必要となりますので、メモを取っておいてください。

続いて、Rubyのインストーラーをダウンロードします。Windowsでは、「RubyInstaller」というツールを使ってRubyをインストールするのが一般的です。

まず、WebブラウザでRubyInstallerの公式サイトにアクセスします。

次に WITH DEVKITセクションから、適切なバージョンを選択します。

Windowsインストーラー

本記事の執筆時点では、以下のバージョンが最新ですが、時期によって異なる場合がありますので、最新のものを選択してください。

ご自身のパソコンのシステム情報に合わせて、適切なバージョンを選択し、インストーラーをダウンロードしてください。

ダウンロードしたインストーラーを使用して、実際にRubyをインストールしていきます。インストール中に複数の選択肢が表示されますが、基本的に推奨設定のままで問題ありません。

基本的なインストール手順：

ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します
- ファイル名は「rubyinstaller-devkit-3.4.1-1-x64.exe」のような形式です（バージョンと環境により異なります）
表示される画面で以下の選択を行います。
- Install for me onlyを選択
- I accept the Licenseにチェックを入れる
- Nextボタンをクリック
- 続いてInstallボタンをクリック

※選択項目は画面によって異なる場合がありますので、異なる場合は推奨設定のまま進めてください。

Rubyのインストールが完了すると、自動的にコマンドプロンプト（黒い画面）が開きます。これは、Rubyで使用する追加コンポーネント「MSYS2」のインストール画面です。

画面の指示に従ってインストールを進めていきます。

以下は一例ですが、実際の画面は異なる場合がありますので、注意してください。

正しくインストールできたか確認するために、以下の手順を実行します。ここでは、インストールされたRubyのバージョンを確認します。

バージョン確認手順：

ruby -v

バージョン情報が表示されれば、インストールは成功です。例えば、以下のような表示が出ればOKです。

ruby 3.4.1p0 (2024-03-12 revision 5a03f8c590) [x64-mingw-ucrt]

Rubyが正しくインストールできたかを確認するため、簡単なRubyプログラムを実行してみましょう。

ruby -e "puts 'Hello, Ruby World!'"

「Hello, Ruby World!」と表示されれば、Rubyが正常に動作しています。

Ruby のインストールにあたっては、お使いのPC次第で手順通りに進まないことがあります。

もし上手くいかない場合は、以下の参考サイトを確認してみてください。画像付きで詳しく解説しています。

参考サイト：

【手順記事】

【動画解説】

本章では、WindowsパソコンへのRubyのインストール方法について学習しました。