JavaScript学習を始める前に必要な5つの準備 - 初心者が見落としがちなポイントを解説
こんにちは、とまだです。
「JavaScriptを勉強したいけど、何から準備すればいいの?」
そんな疑問を持っていませんか?
実は私も最初は何も準備せずに学習を始めて、見事に挫折した経験があります。
環境構築でつまずいたり、基礎知識が足りなくて理解できなかったり。
今思えば、きちんと準備をしていれば避けられた挫折でした。
今回は、これからJavaScript学習を始める方が、スムーズに学習をスタートできるように必要な準備を5つご紹介します。
なぜJavaScript学習の準備が重要なのか
JavaScriptの学習で挫折する人の多くは、実は「学習内容」ではなく「準備不足」でつまずいています。
たとえば料理を始める時を想像してみてください。
包丁もまな板もない状態で料理のレシピだけ見ても、実際に作ることはできませんよね。
プログラミングも同じです。
適切な環境と前提知識がないと、どんなに良い教材があっても学習が進みません。
特にJavaScriptは実行環境の準備が必要な言語です。
しっかり準備することで、学習効率が格段に上がります。
1. 開発環境の準備(VS CodeとNode.js)
VS Codeのインストール
まず最初に必要なのは、コードを書くためのエディタです。
JavaScriptを書くなら、**VS Code(Visual Studio Code)**一択です。
なぜVS Codeがおすすめなのか?
理由は3つあります。
- 無料で使える
- JavaScriptの補完機能が優秀
- 拡張機能が豊富
VS Codeの公式サイトからダウンロードして、インストールしてください。
インストール時の設定は基本的にデフォルトのままで大丈夫です。
Node.jsのインストール
次に必要なのがNode.jsです。
「え?JavaScriptってブラウザで動くんじゃないの?」
そう思った方、正解です!
ですが、最近のJavaScript開発では、Node.jsを使ってコマンドラインでも実行することが一般的になっています。
Node.jsの公式サイトから、LTS版(安定版)をダウンロードしてください。
インストールが完了したら、ターミナル(コマンドプロンプト)で以下を実行してみましょう。
node --version
バージョン番号が表示されれば、インストール成功です!
便利な拡張機能の導入
VS Codeをインストールしたら、以下の拡張機能を入れておくと便利です。
- Japanese Language Pack(日本語化)
- Prettier(コード整形)
- ESLint(コード品質チェック)
拡張機能は左サイドバーの四角いアイコンから検索できます。
2. HTML/CSSの基礎知識
「JavaScriptを学ぶのに、なんでHTML/CSSが必要なの?」
実は、これが意外な落とし穴なんです。
JavaScriptは主にWebページを動的にするための言語です。
つまり、操作対象となるHTML要素がないと、何もできません。
たとえば、ボタンをクリックしたら文字が変わる、という処理を作りたいとします。
この時、ボタン(HTML)と文字のスタイル(CSS)の知識がないと、JavaScriptだけでは実現できません。
最低限、以下の知識があれば大丈夫です。
- HTMLの基本タグ(div、p、button、inputなど)
- idとclassの使い方
- CSSセレクタの基本
もしHTML/CSSに不安がある方は、JavaScriptと並行して学習することをおすすめします。
3. 学習計画の立て方
現実的な目標設定
JavaScript学習で挫折する大きな原因の一つが、無理な目標設定です。
「1週間でマスターする!」みたいな目標は、正直言って無理があります。
私の経験では、基礎をしっかり身につけるには最低でも1ヶ月は必要です。
以下のような段階的な計画がおすすめです。
1週目:基本文法
- 変数と型
- 条件分岐(if文)
- ループ(for文)
2週目:関数とオブジェクト
- 関数の基本
- オブジェクトの操作
- 配列の操作
3週目:DOM操作
- 要素の取得
- イベント処理
- 動的なコンテンツ変更
4週目:実践的なミニプロジェクト
- TODOアプリ
- 簡単な計算機
この計画なら、無理なく着実にスキルアップできます。
学習時間の確保
「毎日何時間勉強すればいいですか?」
よく聞かれる質問ですが、重要なのは時間より継続性です。
毎日30分でも、週末に3時間でも構いません。
大切なのは、定期的に触れることです。
私のおすすめは「平日30分、週末2時間」のペースです。
これなら仕事や学校と両立しやすいですよね。
4. 練習環境の準備
ブラウザの開発者ツール
JavaScriptの動作確認には、ブラウザの開発者ツールが欠かせません。
ChromeやFirefoxなら、F12キーで開けます。
特に「Console」タブは、JavaScriptのデバッグに必須です。
ここでコードの実行結果を確認したり、エラーメッセージを見たりします。
最初は使い方が分からなくても大丈夫。
徐々に慣れていきましょう。
オンライン実行環境
「いちいちファイルを作るのが面倒...」
そんな時は、オンラインの実行環境が便利です。
これらのサービスなら、ブラウザ上ですぐにコードを書いて実行できます。
ちょっとした動作確認や実験に最適です。
5. モチベーション維持の仕組み作り
学習記録をつける
プログラミング学習は長期戦です。
モチベーションを維持するために、学習記録をつけることをおすすめします。
私は最初、普通のノートに「今日学んだこと」を3行で書いていました。
たとえばこんな感じです。
2024/1/15
- for文の基本を理解した
- 1から10まで表示するコードが書けた
- 無限ループにハマったけど解決できた
これだけでも、自分の成長が実感できます。
仲間を見つける
一人で学習を続けるのは、正直しんどいです。
SNSやコミュニティで、同じくJavaScriptを学んでいる仲間を見つけましょう。
- Twitter(#JavaScript初心者)
- Qiita
- Zenn
分からないことを質問したり、学習の進捗を共有したり。
仲間がいると、挫折しにくくなります。
よくある準備不足の失敗例
環境構築で挫折するパターン
「Node.jsのインストールでエラーが出て進めない...」
実はこれ、かなり多い挫折パターンです。
対策として、以下を確認してください。
- 管理者権限でインストールしているか
- ウイルス対策ソフトが邪魔していないか
- パスが通っているか
それでもダメなら、オンライン環境から始めるのもアリです。
基礎をすっ飛ばすパターン
「ReactとかVue.jsから始めたい!」
気持ちはわかりますが、基礎なしでフレームワークは無理です。
まずはバニラJS(素のJavaScript)をしっかり学びましょう。
急がば回れ、です。
まとめ:準備ができたら、さあ始めよう!
JavaScript学習に必要な5つの準備をまとめます。
- 開発環境(VS Code + Node.js)
- HTML/CSSの基礎知識
- 現実的な学習計画
- 練習環境(開発者ツール + オンライン環境)
- モチベーション維持の仕組み
これらの準備ができれば、あとは実際に手を動かすだけです。
最初は難しく感じるかもしれません。
ですが、一つずつクリアしていけば、必ず書けるようになります。
私も最初は「console.log」すら理解できませんでした。
それでも今では、フリーランスエンジニアとして仕事をしています。
あなたにもできます。
一緒に頑張っていきましょう!
もし「もっと体系的に学びたい」「挫折しない環境で学習したい」という方は、私が作成したLearning Nextのカリキュラムもチェックしてみてください。
JavaScript開発環境の構築から、実践的なアプリケーション作成まで、段階的に学べるようになっています。
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何より、プログラミング初心者でも挫折しない設計にこだわって作りました。
準備ができたら、JavaScript学習完全ガイドもあわせて読んでみてくださいね。
著者について

とまだ
フルスタックエンジニア
Learning Next の創設者。Ruby on Rails と React を中心に、プログラミング教育に情熱を注いでいます。初心者が楽しく学べる環境作りを目指しています。
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