【JavaScript 挫折回避】3ヶ月で挫折した私が、やり直して30日で基礎を習得できた5つの方法
こんにちは、とまだです。
JavaScriptを勉強し始めたけど、「なんかうまくいかないな...」と感じていませんか?
実は私も、初めてJavaScriptに挑戦した時は3ヶ月で挫折してしまいました。HTML/CSSはスラスラできたのに、JavaScriptになった途端に壁にぶつかって...。
でも大丈夫です。挫折を経験した私だからこそ、つまずきポイントと対処法がわかります。
今回は、挫折から立ち直って30日でJavaScriptの基礎を習得できた方法を、失敗談も交えながらお伝えします。
なぜJavaScriptで挫折する人が多いのか?5つの理由
理由1:HTML/CSSとの違いに戸惑う
JavaScriptの学習で最初につまずくのが、HTML/CSSとの根本的な違いです。
HTML/CSSは、いわば「塗り絵」のようなものです。 枠があって、そこに色を塗っていく。結果がすぐ目に見えます。
でもJavaScriptは「料理」なんです。 材料(データ)を加工して、手順(ロジック)に従って調理する。
「HTML, CSSは1ヶ月〜3ヶ月程度で思い通りのwebページを制作できるようになったのに、JavaScriptは、自分で「できるようになった!」という実感がすぐにわかない...」
私も最初は「なんでこんなに違うの?」と戸惑いました。
理由2:エラーメッセージが怖い
赤い文字でズラーッと表示されるエラーメッセージ。
初めて見た時は「やばい、何か壊した?」と焦りました。
// よくあるエラーの例
console.log(message);
// Uncaught ReferenceError: message is not defined
でも実はエラーは味方なんです。 「ここが違うよ」と教えてくれる親切なメッセージだと思えば、怖くなくなります。
理由3:オブジェクト指向の概念が理解できない
例えば、手続き型言語のC言語などを中心にキャリアを積んできた方が、JavaScriptを学習し始めたとき、クラスや継承の概念をすぐに理解することは難しいでしょう。
オブジェクト指向って、最初は本当に意味不明ですよね。
私は「オブジェクトは現実世界のモノ」という説明を聞いても、全然ピンときませんでした。
でも、ポケモンに例えたら理解できました。 ピカチュウ(オブジェクト)には、レベル(プロパティ)があって、でんきショック(メソッド)が使える、みたいな。
理由4:DOM操作でつまずく
JavaScriptでは処理によってWebページに動きを付けることや変化させることができますが、これにはHTMLの要素にアクセスする必要があります。このアクセスに必要なインターフェースがDOMです。
DOMって聞いただけで難しそう...と思いませんか?
私も最初は「Document Object Model」という名前に圧倒されました。
でも実は、DOMは「HTMLを操作するためのリモコン」だと思えば簡単です。
理由5:非同期処理で頭がパンクする
最後の大ボスが非同期処理です。
「なんで順番通りに実行されないの?」 「Promiseとは?」 「async/awaitって必要?」
私も最初は、コードの実行順序が予想と違って混乱しました。
挫折から立ち直った5つの方法
方法1:目的を明確にして学習する
僕の場合、自分の研究を達成するために用いていたRや、Webアプリケーションを作るために勉強したPython・Javascript、データ抽出・集計のためのSQLは効率的に習得できました。
私も最初は「JavaScriptを勉強する」ことが目的になっていました。
でも、それを「簡単な筋トレ記録アプリを作る」という具体的な目標に変えたら、急にやる気が出てきました。
おすすめの目標設定
- ToDoアプリを作る(定番だけど基礎が詰まってる)
- 簡単な計算機を作る(DOM操作の練習に最適)
- おみくじアプリを作る(ランダム処理が楽しい)
方法2:完璧主義を捨てる
最初は全部理解しようとしていました。
でも、それが挫折の原因でした。
動画を「んーーーわからない!」と理解できなくても飛ばして、全体で何が起こっているのかに集中し、ここに長い時間をかけます。
今は「60%理解したら次へ進む」ルールにしています。
不思議なもので、先に進んでから戻ると「あ、そういうことか!」と理解できることが多いんです。
方法3:エラーと友達になる
エラーメッセージを読めるようになると、デバッグが楽しくなります。
よくあるエラーと対処法
// 1. 変数が定義されていない
console.log(name);
// → let name = "とまだ"; を追加
// 2. 関数名のタイプミス
button.addEventListner('click', onClick);
// → addEventListener に修正
// 3. セミコロンの付け忘れ
let x = 5
let y = 10
// → 最近のJSでは問題ないけど、付けた方が安全
エラーは「バグを見つけてくれる友達」だと思うようにしました。
方法4:小さく始めて徐々に大きくする
最初から複雑なアプリを作ろうとして失敗しました。
今は「最小限から始める」を心がけています。
// STEP1: まずはconsole.logから
console.log("Hello JavaScript!");
// STEP2: 変数を使ってみる
let message = "こんにちは";
console.log(message);
// STEP3: 関数を作ってみる
function greet(name) {
return `${name}さん、こんにちは!`;
}
console.log(greet("とまだ"));
// STEP4: DOM操作に挑戦
document.getElementById('output').textContent = greet("読者");
こうやって少しずつステップアップすると、挫折しにくいです。
方法5:仲間を見つける(または作る)
一人で勉強していると、どうしても行き詰まる時があります。
私の場合は、以下の方法で仲間を見つけました:
- Twitter(現X)で #駆け出しエンジニア のハッシュタグで繋がる
- Qiitaに学習記録を投稿する
- 勉強会やもくもく会に参加する
仲間がいると「みんな同じところで悩んでるんだ」と安心できます。
30日間の具体的な学習スケジュール
実際に私が挫折から立ち直って実践した30日間のスケジュールを紹介します。
第1週(1-7日):超基礎を固める
Day 1-2:環境構築と基本
- VS Codeのインストール
- console.logで遊ぶ
- 変数(let, const)の使い方
Day 3-4:条件分岐をマスター
// シンプルなif文から始める
let age = 20;
if (age >= 18) {
console.log("成人です");
} else {
console.log("未成年です");
}
Day 5-7:繰り返し処理に慣れる
- for文で1から10まで表示
- 配列をループで処理
- whileは後回しでOK
第2週(8-14日):実践的な基礎
Day 8-10:関数を使いこなす
// アロー関数も怖くない!
const add = (a, b) => a + b;
console.log(add(5, 3)); // 8
Day 11-14:配列とオブジェクト
- 配列の基本メソッド(push, pop, map, filter)
- オブジェクトでデータを管理
第3週(15-21日):DOM操作に挑戦
Day 15-17:要素の取得と変更
// IDで要素を取得して中身を変更
document.getElementById('title').textContent = '新しいタイトル';
// クラスで複数要素を取得
const items = document.querySelectorAll('.item');
items.forEach(item => {
item.style.color = 'blue';
});
Day 18-21:イベントリスナー
- クリックイベント
- フォームの入力値取得
- 簡単な対話型アプリ作成
第4週(22-30日):ミニプロジェクト
Day 22-25:ToDoアプリ作成
- タスクの追加・削除
- 完了チェック機能
- LocalStorageで保存
Day 26-28:おみくじアプリ作成
- ランダムな結果表示
- アニメーション追加
- 結果をSNSでシェア
Day 29-30:振り返りと次のステップ検討
Learning NextでJavaScript学習をサポート
私が運営しているLearning Nextでは、JavaScriptの基礎から実践まで体系的に学べるカリキュラムを用意しています。
特徴
- 挫折ポイントを考慮した構成
- 豊富な練習問題(手を動かして覚える)
- 月額約2,000円で他の言語も学び放題
特に「環境構築」「DOM操作」「非同期処理」など、つまずきやすいポイントは動画付きで丁寧に解説しています。
まとめ:挫折は成長のチャンス
JavaScriptで挫折するのは、あなただけではありません。
私も挫折しました。でも、その経験があったからこそ、効率的な学習方法を見つけることができました。
挫折を防ぐ5つのポイント
- 具体的な目標を持つ
- 完璧主義を捨てる
- エラーと友達になる
- 小さく始める
- 仲間を見つける
「習得に時間がかかるのが普通なんだ」と言い聞かせると、少しは気持ちが楽になりませんか?
プログラミングは自転車と同じ。最初は転ぶけど、練習すれば必ず乗れるようになります。
あなたのJavaScript学習を心から応援しています!
一緒に頑張りましょう!
著者について

とまだ
フルスタックエンジニア
Learning Next の創設者。Ruby on Rails と React を中心に、プログラミング教育に情熱を注いでいます。初心者が楽しく学べる環境作りを目指しています。
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