JavaScript学習の始め方!初心者が最短1ヶ月で基礎マスター
こんにちは、とまだです。
JavaScriptを学び始めようと思っているけど、何から手をつければいいか迷っていませんか?
私も最初はそうでした。プログラミングスクール講師として数百名の方を指導してきましたが、実は9割以上の方が同じ悩みを抱えています。
今回は、完全初心者でも迷わずJavaScript学習をスタートできる、具体的な始め方をステップバイステップでお伝えします。
JavaScriptとは?料理に例えてみると...
JavaScriptを理解するには、まず「Webサイトは料理」だと考えてみてください。
HTMLは食材(肉、野菜、調味料)です。 CSSは盛り付け(お皿、配置、彩り)です。 そしてJavaScriptは、調理法なんです。
食材をただ並べただけでは料理になりません。 炒めたり、煮込んだり、味付けしたり。
同じように、JavaScriptがWebサイトに動きを与えます。
- ボタンをクリックしたら画面が変わる
- フォームに入力したらエラーチェックする
- スクロールに合わせてアニメーションする
これらすべて、JavaScriptの魔法です。
なぜプログラミング初心者はJavaScriptから始めるべきなのか
「Python の方が簡単って聞いたけど...」
そんな声もよく聞きます。確かにPythonも素晴らしい言語です。
でも、すぐに成果が見えるという点では、JavaScriptに勝るものはありません。
理由1:今すぐ始められる
Pythonを始めるには環境構築が必要です。 でもJavaScriptなら、ブラウザを開くだけで始められます。
今すぐF12キーを押してみてください。 開発者ツールのConsoleタブで、こう入力してみましょう。
console.log(""はじめてのJavaScript!"");
ほら、もう動きました!
理由2:作ったものをすぐシェアできる
JavaScriptで作ったものは、URLを送るだけで友達に見せられます。
「こんなの作ったよ!」って言えるのは、モチベーション維持に最高です。
理由3:仕事に直結しやすい
Web系の仕事で、JavaScriptを使わない現場はほぼありません。
フロントエンドはもちろん、最近はバックエンドでも使われています。 つまり、学んだことがそのまま仕事に活かせるんです。
学習を始める前の準備【5分で完了】
「環境構築で挫折した...」という話もよく聞きます。
でも大丈夫。JavaScriptなら5分で準備完了です。
必要なもの(たった2つ)
- ブラウザ(Chrome推奨)
- テキストエディタ(VS Code推奨)
これだけです。本当にこれだけ。
VS Codeのインストール手順
- VS Code公式サイトにアクセス
- 「Download」ボタンをクリック
- ダウンロードしたファイルを実行
- 「次へ」を押していくだけ
難しい設定は一切不要です。
最初のファイルを作ってみよう
VS Codeを開いたら、新しいファイルを作ります。
- 「ファイル」→「新規ファイル」
index.htmlという名前で保存- 以下のコードをコピペ
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>はじめてのJavaScript</title>
</head>
<body>
<h1>Hello JavaScript!</h1>
<button onclick=""alert('ボタンが押されました!')"">
クリックしてみて
</button>
</body>
</html>
ファイルをダブルクリックして開けば、もう動くページの完成です!
【完全版】JavaScript学習の具体的なステップ
ここからが本題です。
私が指導してきた経験から、最短1ヶ月で基礎をマスターできる学習ステップをご紹介します。
第1週:プログラミングの基礎概念を理解する
最初の1週間は、基礎の基礎を固めます。
Day 1-2:変数とは何か
変数は「箱」だと思ってください。 数字や文字を入れておく箱です。
let myName = ""とまだ""; // 名前を入れる箱
let age = 25; // 年齢を入れる箱
Day 3-4:条件分岐(if文)
「もし〜なら」という判断をコンピュータにさせます。
if (age >= 20) {
console.log(""成人です"");
} else {
console.log(""未成年です"");
}
Day 5-7:繰り返し(for文)
同じ作業を繰り返すときに使います。
for (let i = 1; i <= 5; i++) {
console.log(i + ""回目の処理"");
}
第2週:実際に動くものを作ってみる
2週目からは、実際に動くものを作ります。
Day 8-10:DOM操作の基礎
DOMは「画面の要素を操作する方法」です。
// ボタンをクリックしたら文字が変わる
document.getElementById(""myButton"").addEventListener(""click"", function() {
document.getElementById(""message"").textContent = ""クリックされました!"";
});
Day 11-14:簡単な電卓を作る
実際に使える電卓を作ってみましょう。 足し算、引き算ができる簡単なものから始めます。
第3週:より実践的な機能を学ぶ
Day 15-17:配列とオブジェクト
複数のデータを扱う方法を学びます。
// 配列(リスト)
let fruits = [""りんご"", ""みかん"", ""ぶどう""];
// オブジェクト(詳細情報)
let person = {
name: ""とまだ"",
age: 25,
hobby: ""プログラミング""
};
Day 18-21:ToDoリストを作る
実用的なToDoリストアプリを作ります。 追加、削除、完了チェックなど、基本機能を実装します。
第4週:総仕上げとポートフォリオ作成
最後の週は、学んだことを総動員します。
Day 22-25:オリジナルアプリ作成
自分のアイデアでアプリを作ります。 例えば:
- タイマーアプリ
- おみくじアプリ
- 簡単なゲーム
Day 26-28:GitHubで公開
作ったものを世界に公開しましょう。 就職活動でも必ず役立ちます。
よくあるつまずきポイントと解決法
「エラーが怖い」→ エラーは友達です
エラーメッセージは「ここが違うよ」と教えてくれる先生です。
例えば:
Uncaught ReferenceError: myVariable is not defined
これは「myVariableという変数が定義されてないよ」という意味。 変数名のスペルミスかもしれません。
「何を作ればいいかわからない」→ 身近な問題から
難しく考える必要はありません。
- 勉強時間を記録するアプリ
- 今日の天気で服装を提案するアプリ
- 好きなアーティストの曲をランダム再生
日常の「あったらいいな」から始めましょう。
「覚えることが多すぎる」→ 全部覚える必要なし
プロのエンジニアも、すべて暗記してるわけじゃありません。
大切なのは「調べ方を知ること」です。 MDNやStack Overflowの使い方を覚えれば大丈夫。
独学で限界を感じたら...効率的な学習方法
ここまで独学の方法をお伝えしてきました。
でも正直なところ、独学には限界もあります。
- わからないところで何時間も詰まる
- 自分のコードが正しいか不安
- モチベーションが続かない
そんなときは、体系的なカリキュラムで学ぶのも一つの方法です。
私が運営するLearning Nextでは、JavaScriptの基礎から応用まで、1,300問以上の練習問題で確実に身につけられます。
月額約2,000円で、以下のような特徴があります:
- 挫折しやすいポイントを徹底カバー
- 実践的なプロジェクト課題
- 質問し放題のサポート体制
特に「JavaScript学習完全ガイド」では、より詳しい学習方法を解説しています。
また、「JavaScript学習ロードマップ2025」では、最新の学習ルートもご紹介しています。
まとめ:今すぐJavaScript学習を始めよう!
JavaScript学習の始め方をまとめると:
- 環境構築は5分(ブラウザとVS Codeだけ)
- 最初の1週間は基礎(変数、条件分岐、繰り返し)
- 2週目から実践(実際に動くものを作る)
- 1ヶ月で基礎マスターは十分可能
大切なのは、完璧を求めないこと。
60%理解したら次に進む。 わからないところは後で戻ってくる。
これが挫折しないコツです。
プログラミングは、自転車に乗るのと同じ。 最初は転ぶけど、練習すれば必ず乗れるようになります。
さあ、今すぐブラウザを開いて、最初の一歩を踏み出しましょう!
あなたのJavaScript学習を、心から応援しています。
著者について

とまだ
フルスタックエンジニア
Learning Next の創設者。Ruby on Rails と React を中心に、プログラミング教育に情熱を注いでいます。初心者が楽しく学べる環境作りを目指しています。
著者の詳細を見る →