1ヶ月でJavaScript基礎をマスターできるって本当?元講師が教える現実的な学習法
「JavaScript基礎を1ヶ月でマスターなんて、本当にできるの?」
こんにちは、とまだです。
正直に言います。私も最初はできませんでした。
実際、プログラミングを始めて1週間で挫折しかけました。
var x = 1;
let y = 2;
const z = 3;
「なんでvarとletとconstがあるの?」「どれ使えばいいの?」って混乱して、もうやめようかと思ったんです。
でも今では、JavaScriptで月50万円稼げるようになりました。
その経験と、プログラミングスクールで数百名を教えてきた知識から、1ヶ月でJavaScript基礎をマスターする現実的な方法をお伝えします。
今回は現役のエンジニア、そして元プログラミングスクール講師としての経験から、JavaScript基礎学習について解説します。
JavaScript基礎とは?料理に例えると簡単
簡単に言うと、JavaScript基礎とは「Webサイトを動かすための基本ルール」です。
料理で例えるとこんな感じ:
- 変数 = 材料を入れる容器(ボウルや鍋)
- 条件分岐 = 「焦げそうなら火を弱める」という判断
- 繰り返し = 「卵を3回かき混ぜる」という反復
- 関数 = 「オムレツの作り方」というレシピ
これだけです。難しそうに見えて、実は日常でやっていることと同じなんです。
私の母親も60歳からプログラミングを始めましたが、「料理と同じね」って言ってました。
最初は「難しそう」って言ってた母が、今では簡単なWebサイトを作れるようになったんです。
なぜ9割が挫折するのか(私も挫折しかけた)
統計によると、プログラミング学習者の約90%が挫折します。
なぜか?私の経験から3つの理由があります。
理由1:いきなり難しいことから始める
私も最初、「ReactとかVue.jsとか流行ってるし、そこから始めよう!」って思いました。
結果?
3日で挫折しました。
基礎を飛ばすのは、包丁の使い方を知らずにフレンチのフルコースを作ろうとするようなものです。
理由2:エラーメッセージが怖い
Uncaught ReferenceError: x is not defined at...
真っ赤なエラー。私も最初は「もう無理だ...」って思いました。
でも実はこれ、「xっていう変数が定義されてないよ」って教えてくれてるだけなんです。
怒られてるんじゃなくて、アドバイスされてるんです。
理由3:一人で悩みすぎる
私は最初の1ヶ月、誰にも聞かずに独学していました。
「=」と「==」と「===」の違いがわからなくて、ずっと悩んでいました。
今思えば、誰かに聞けばすぐに解決できる問題でした。
1ヶ月でマスターする週単位ロードマップ
では、どうすれば1ヶ月で基礎をマスターできるのか?
私が生徒さんに教えて、実際に成功した方法をお教えします。
第1週:プログラミング脳を作る(変数と型)
最初の1週間は「プログラミングの考え方」に慣れることが大切。
Day1-2:変数を理解する
// 変数は「名札付きの箱」
let myName = "とまだ";
let myAge = 30;
let isHungry = true;
console.log("私の名前は" + myName + "です");
これ、最初は意味不明でした。でも「名札付きの箱に情報を入れる」と考えたら理解できました。
Day3-4:条件分岐で判断
let hour = 15;
if (hour < 12) {
console.log("おはよう");
} else if (hour < 18) {
console.log("こんにちは");
} else {
console.log("こんばんは");
}
自動で挨拶が変わる!初めて動いた時、めちゃくちゃ嬉しかったです。
Day5-7:繰り返しを覚える
// 腕立て伏せカウンター
for (let i = 1; i <= 10; i++) {
console.log(i + "回目!");
}
console.log("お疲れ様でした!");
手作業で10回書くより、3行で済む。これがプログラミングの魅力です。
第2週:関数とデータ構造(処理をまとめる)
2週目は「効率化」がテーマです。
Day8-10:関数を作る
// 消費税を計算する関数
function calcTax(price) {
return price * 1.1;
}
console.log(calcTax(100)); // 110
console.log(calcTax(1000)); // 1100
一度作れば何度でも使える。これを理解した時、プログラミングの本質がわかった気がしました。
Day11-14:配列とオブジェクト
// 買い物リスト(配列)
let shoppingList = ["牛乳", "パン", "卵"];
// 私の情報(オブジェクト)
let myProfile = {
name: "とまだ",
age: 30,
hobby: "プログラミング",
favoriteFood: "ラーメン"
};
データをきれいに整理できるようになりました。
第3週:画面を動かす(DOM操作)
いよいよWebページが動きます!
Day15-17:要素を操作
// ボタンの文字を変える
document.getElementById("myButton").textContent = "クリックしてね!";
// 背景色を変える
document.body.style.backgroundColor = "lightblue";
初めて画面が変わった瞬間、「うおおお!」って声が出ました。
Day18-21:イベントを使う
// クリックしたら色が変わる
document.getElementById("myButton").addEventListener("click", function() {
document.body.style.backgroundColor = "pink";
alert("色が変わったよ!");
});
ユーザーの操作に反応する。これでインタラクティブなWebサイトが作れます。
第4週:実践プロジェクト(ToDoアプリ)
最後の週は、学んだことを全部使ってアプリを作ります。
Day22-24:基本機能を作る
- タスクを追加する機能
- タスクを表示する機能
- 完了ボタン
Day25-28:改良と仕上げ
- タスクを削除する機能
- 見た目を整える
- エラー処理を追加
完成した時の達成感は最高でした。「自分でもアプリが作れた!」って。
挫折しないための5つのコツ
1. 毎日30分でいいから触る
私は最初「週末にまとめて長時間」とかやってました。
全然身につきませんでした。
毎日30分の方が100倍効果的です。歯磨きと同じで、習慣にすることが大切。
2. 完璧主義を捨てる
「100%理解してから次へ」は挫折への近道です。
60%理解したら次へ行きましょう。後で「あ、そういうことか!」ってなります。
私も最初はasync/awaitが全然わからなかったけど、使ってるうちに理解できました。
3. エラーは成長のチャンス
エラーが出たら「やった!成長のチャンス!」と思いましょう。
私は今でも頻繁にエラーを出します。でもすぐに解決できるようになりました。
4. 写経→改造→オリジナル
最初はサンプルコードを写すだけでOK。
次に少し改造。例えば色を変えたり、文字を変えたり。
最後に自分のアイデアで作る。
この3ステップが最強です。
5. 仲間を見つける
一人だと挫折しやすいです。
私はTwitterで「#プログラミング初心者」のハッシュタグで仲間を見つけました。
お互いに励まし合えるのが大きかったです。
よくある質問(私も悩んだこと)
Q: 数学苦手だけど大丈夫?
A: 私も数学は赤点でした
でも全然問題ありません。JavaScript基礎で使う数学は四則演算だけ。
それより「手順を考える力」の方が大切です。
Q: 英語できないとダメ?
A: 中学英語で十分です
if(もし)、for(〜のため)、function(機能)
これだけ覚えれば大丈夫。私も最初はGoogle翻訳使いまくりでした。
Q: Macじゃないとダメ?
A: Windowsで全然OK
私も最初はWindows使ってました。プロになってからMacに変えただけです。
道具より、続けることの方が100倍大切。
まとめ
JavaScript基礎は1ヶ月でマスターできます。
ただし条件があります:
- 正しい順番で学ぶ(基礎から)
- 毎日30分は触る(習慣化)
- エラーを恐れない(成長のチャンス)
私も最初の1週間で挫折しかけました。
でも諦めなくてよかった。今では好きなものを作れるようになりました。
プログラミングは自転車と同じ。最初は転ぶけど、必ず乗れるようになります。
1ヶ月後のあなたは、きっと「JavaScriptって楽しい!」って言ってるはずです。
今すぐVSCodeを開いて、console.log("Hello World!");から始めましょう。
最初の一歩が一番難しい。でも、その一歩を踏み出せば、必ず道は開けます。
1ヶ月後、「あの時始めてよかった」って思えるはずです。
あなたの挑戦を、心から応援しています!
著者について

とまだ
フルスタックエンジニア
Learning Next の創設者。Ruby on Rails と React を中心に、プログラミング教育に情熱を注いでいます。初心者が楽しく学べる環境作りを目指しています。
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