git log を終了する方法がわからない!初心者が迷いがちな履歴表示の抜け方
こんにちは、とまだです。
git log
コマンドを実行したら画面がコミット履歴でいっぱいになって、どうやって元の画面に戻ればいいか分からなくなったことはありませんか?
私も初めてGitを使い始めたころ、履歴が延々と表示されて「これ、どうやって止めるの?」と焦った記憶があります。
今回は、git logの終了方法を中心に、実務で使える便利なオプションまで初心者向けに解説していきます。
git logとは?
git logは、Gitで管理しているコミット履歴を確認するコマンドです。
日常生活でたとえるなら、日記帳をパラパラとめくって過去の記録を見返すようなものです。
いつ、誰が、どんな変更をしたのかが一目でわかります。
表示される情報を理解しよう
git logを実行すると、以下の4つの情報が表示されます。
git log
このコマンドを実行すると、こんな感じで情報が出てきます。
1. コミットハッシュ 各コミットに付けられた固有の番号です。 住所のようなもので、特定のコミットを指し示すときに使います。
2. Author(作成者) コミットした人の名前とメールアドレスです。
3. Date(日時) コミットが作成された日時です。
4. コミットメッセージ 変更内容を説明する短い文章です。
これらの情報を見ることで、プロジェクトの変更履歴を追跡できます。
git logの表示を終了する方法
さて、本題です。
git logを実行すると、履歴がずらっと表示されますよね。
スペースキーで次のページに進めますが、最後まで行っても画面が元に戻らない...
そんなときは、qキーを押してください。
たったこれだけで、履歴表示を終了できます。
終了手順をステップで確認
- git logを実行
- 履歴が表示される
- qキーを押す
- 元のコマンドライン画面に戻る
簡単ですよね。
でも知らないと本当に困るので、覚えておいてください。
qキーが効かないときは?
まれにqキーを押しても反応しないことがあります。
そんなときは、まずターミナルにフォーカスが当たっているか確認してください。
別のウィンドウをクリックしていると、キー入力が効きません。
それでもダメな場合は、最終手段としてCtrl + Cを使います。
ただし、これは強制終了なので、できるだけqキーを使うようにしましょう。
実務で役立つ便利なオプション
git logには、履歴を見やすくするオプションがたくさんあります。
ここでは、特によく使う3つを紹介します。
1行表示で見やすく:--oneline
履歴を1行ずつコンパクトに表示したいときは、--onelineオプションを使います。
git log --oneline
実行すると、こんな感じで表示されます。
abc1234 バグを修正
def5678 ドキュメントを更新
ghi9012 新機能を追加
短縮されたコミットハッシュとメッセージだけが表示されるので、全体を素早く把握できます。
表示件数を制限:-n
履歴が多すぎて見づらいときは、表示件数を制限しましょう。
git log -5
この例では、最新の5件だけを表示します。
必要な情報だけをピンポイントで確認できるので便利です。
ブランチの流れを視覚化:--graph
複数のブランチがある場合、--graphオプションを使うと分岐やマージの流れが見えます。
git log --graph --oneline
ブランチがどこで分かれて、どこで合流したかが視覚的にわかります。
チーム開発では特に重宝するオプションです。
よくある質問と解決方法
git logを使っていて遭遇しやすい問題をまとめました。
Q: コミットが多すぎて探しているものが見つからない
特定のキーワードを含むコミットだけを表示できます。
git log --grep="修正"
このコマンドで、メッセージに「修正」を含むコミットだけが表示されます。
Q: 特定の期間のコミットだけ見たい
日付を指定して絞り込むことができます。
git log --since="2025-01-01"
2025年1月1日以降のコミットだけが表示されます。
Q: 別のブランチの履歴が見たい
ブランチ名を指定すれば、そのブランチの履歴を確認できます。
git log feature-branch
現在のブランチを切り替えなくても履歴を確認できるので便利です。
まとめ
git logの終了方法はqキーを押すだけという簡単な操作です。
でも、知らないと本当に困りますよね。
今回紹介したオプションを使えば、履歴の確認がもっと効率的になります。
- 終了はqキー
- 1行表示なら**--oneline**
- 件数制限は**-n**
- ブランチの流れは**--graph**
これらを覚えておけば、git logを使いこなせるようになります。
コミット履歴は、バグの原因を探したり、過去の変更を確認したりするときに必ず必要になります。
今のうちに慣れておくと、後々の開発がスムーズになりますよ。
著者について

とまだ
フルスタックエンジニア
Learning Next の創設者。Ruby on Rails と React を中心に、プログラミング教育に情熱を注いでいます。初心者が楽しく学べる環境作りを目指しています。
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