GitHubからコードをダウンロードする方法をやさしく解説

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Git

こんにちは、とまだです。

GitHubでいいコードを見つけたけど、どうやってダウンロードすればいいか分からない。

そんな経験はありませんか?

実はGitHubからコードをダウンロードする方法は、とてもシンプルです。

でも初めての方には、どのボタンを押せばいいのか迷ってしまいますよね。

今回は、GitHubからコードをダウンロードする具体的な方法を解説します。

基本的な方法から実践的な使い方まで、順を追って説明していきますね。

GitHubとは?

GitHubは、コードを共有できるWebサービスです。

図書館のようなものだと思ってください。

本(コード)がたくさん並んでいて、誰でも読める状態になっています。

しかも、その本を自分の手元にコピーして持ち帰ることができるんです。

この図書館にある本の置き場所を「リポジトリ」と呼びます。

リポジトリには、プログラムのファイルがまとめて保管されています。

公開されているものは誰でも見ることができますし、ダウンロードも自由です。

2つのダウンロード方法

GitHubからコードをダウンロードする方法は、大きく分けて2つあります。

それぞれに特徴があるので、用途に合わせて選びましょう。

方法1:ZIPファイルでダウンロード

一番簡単な方法から説明しますね。

これは、リポジトリ全体を圧縮ファイルとしてダウンロードする方法です。

メールに添付ファイルをつけるような感覚で、コードをまとめて取得できます。

手順はこんな感じです。

  1. ダウンロードしたいリポジトリのページを開く
  2. 緑色の「Code」ボタンをクリック
  3. 「Download ZIP」を選択
  4. ダウンロードしたZIPファイルを解凍

たったこれだけです。

解凍すると、フォルダの中にコードファイルが入っています。

ただし、この方法には注意点があります。

ZIPでダウンロードしたものは、Gitの履歴情報が含まれていません。

つまり、コードの変更履歴を見たり、GitHubに変更を送り返したりはできないんです。

でも、とりあえずコードを見たい、試したいという場合には十分です。

方法2:git cloneでダウンロード

もう一つの方法は、git cloneというコマンドを使う方法です。

これは、リポジトリを丸ごとコピーしてくる方法です。

本を図書館からコピーするとき、表紙から中身まで完全にコピーするイメージですね。

コマンドはこのように書きます。

git clone https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git

このコマンドを実行すると、現在の場所にフォルダが作られます。

その中に、GitHubにあるものと同じコードが入っています。

ZIPとの大きな違いは、Gitの管理情報も一緒にダウンロードされることです。

そのため、後から変更を加えてGitHubに送り返すこともできます。

チーム開発をする場合は、こちらの方法がおすすめです。

実際に使ってみよう

ダウンロードしたコードは、いろいろな使い方ができます。

学習用として

他の人が書いたコードを読むことは、とても勉強になります。

特に、人気のあるプロジェクトのコードは参考になることが多いです。

コメントを読んだり、ファイルの構成を見たりしてみましょう。

「なるほど、こういう書き方もあるのか」という発見があるはずです。

開発のベースとして

既存のプロジェクトをベースに、新しいものを作ることもできます。

例えば、Webサイトのテンプレートをダウンロードして、自分用にカスタマイズする。

こんな使い方は実際の開発でもよく行われています。

ただし、ライセンスには注意が必要です。

商用利用できるかどうかは、必ず確認しましょう。

よくあるトラブルと解決法

ダウンロードがうまくいかないときは、以下の点を確認してみてください。

アクセス権限の問題

リポジトリが非公開の場合、権限がないとダウンロードできません。

「404 Not Found」と表示される場合は、この可能性が高いです。

リポジトリの所有者に、アクセス権限をもらう必要があります。

コマンドの打ち間違い

git cloneを使うとき、URLを間違えるとエラーになります。

コピー&ペーストを使って、正確に入力しましょう。

スペルミスも意外と多いので、注意が必要です。

ブランチの違い

リポジトリには複数のバージョンが存在することがあります。

これを「ブランチ」と呼びます。

目的のコードが別のブランチにある場合もあるので、確認してみましょう。

ダウンロード後の注意点

コードをダウンロードした後も、いくつか気をつけることがあります。

依存関係の確認

多くのプロジェクトは、他のライブラリを使っています。

これらも一緒にインストールしないと、動かないことがあります。

READMEファイルに、必要なものが書かれていることが多いです。

まずはそこを確認しましょう。

環境の違い

開発者と同じ環境でないと、うまく動かないこともあります。

プログラミング言語のバージョンや、OSの違いが原因になることも。

エラーが出たら、環境の違いを疑ってみてください。

まとめ

GitHubからコードをダウンロードする方法を解説しました。

ZIPでダウンロードする方法は、手軽で簡単です。

git cloneを使う方法は、本格的な開発に向いています。

どちらも一長一短があるので、目的に合わせて選んでくださいね。

最初はZIPでダウンロードして、慣れてきたらgit cloneに挑戦。

そんな流れで進めていくのがおすすめです。

GitHubには素晴らしいコードがたくさん公開されています。

ぜひダウンロードして、学習や開発に活用してみてください。

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著者について

とまだ

とまだ

フルスタックエンジニア

Learning Next の創設者。Ruby on Rails と React を中心に、プログラミング教育に情熱を注いでいます。初心者が楽しく学べる環境作りを目指しています。

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