Pythonコメントの書き方|#を使った基本的なメモの残し方

Python初心者向けにコメントの書き方を解説。#記号の使い方から効果的なコメント作成まで、読みやすいコードを書くためのコツを紹介します。

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Pythonコメントの書き方|#を使った基本的なメモの残し方

みなさん、Pythonのコードを書いていて「あれ?このコードって何をしてるんだっけ?」と思ったことはありませんか?

プログラミングしていると、後で見返したときに「さっぱりわからない」なんてことがよくありますよね。 そんな時に役立つのがコメントです。

この記事では、Python初心者の方に向けて、コメントの基本的な書き方から実践的な使い方まで詳しく解説します。 読み終わる頃には、自分にも他の人にも優しいコードが書けるようになりますよ!

コメントって何?なぜ必要なの?

コメントの基本的な仕組み

コメントとは、プログラムに影響を与えずに説明を書ける機能のことです。 簡単に言うと、コードの「メモ」や「説明書き」ですね。

Pythonでは、#記号を使ってコメントを書きます。

# これはコメントです
print("Hello, World!") # この部分もコメントです

まず、基本的な使い方を見てみましょう。

#記号を使うことで、その後ろに書いた文字がコメントになります。 コメントは実行時に無視されるので、何を書いてもプログラムは正常に動きます。

上のコードを実行しても、「Hello, World!」だけが表示されます。 コメント部分は画面に出てこないんです。

なぜコメントが大切なの?

コメントを書く理由は主に3つあります。

# 理由1: 後で見返したときに理解しやすい
def calculate_tax(price):
"""商品価格に消費税を加算する"""
tax_rate = 0.1 # 消費税率10%
return price * (1 + tax_rate)

1つ目の理由は、後で自分が見返したときに理解しやすいことです。 コードを書いた時は覚えていても、1週間後には忘れてしまうことがよくあります。

# 理由2: 他の人がコードを理解できる
def process_data(data):
# TODO: エラーハンドリングを追加する
result = data * 2
return result

2つ目の理由は、チームで開発するときに他の人が理解できることです。 同じコードを複数人で扱う場合、コメントがあると作業がスムーズに進みます。

# 理由3: 複雑な処理を説明できる
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
# リスト内包表記で偶数のみを抽出し、2倍にする
even_doubled = [x * 2 for x in numbers if x % 2 == 0]

3つ目の理由は、複雑な処理を説明できることです。 パッと見てわからないコードでも、コメントがあれば安心ですね。

基本的なコメントの書き方をマスターしよう

一行コメントの書き方

#記号を使った一行コメントの書き方を覚えましょう。 いくつかのパターンがあります。

# 1. 行の先頭からコメント
# これは完全なコメント行です
print("Hello") # 2. コードの後にコメント

パターン1は、行の先頭から#を書く方法です。 この行は全体がコメントになります。

パターン2は、コードの後にコメントを書く方法です。 同じ行にコードとコメントを書くことができます。

# 3. 複数行のコメント
# 複数行にわたってコメントを書く場合は
# 各行の先頭に#を付けます
# このように書きます

パターン3は、複数行にわたってコメントを書く方法です。 各行の先頭に#を付けることで、長い説明を書けます。

# 4. コメントアウト(一時的にコードを無効化)
print("実行される")
# print("実行されない") # この行はコメントアウトされている

パターン4は、コメントアウトという使い方です。 実行したくないコードを一時的に無効化できます。

コメントを書く位置のコツ

コメントを書く位置によって、読みやすさが大きく変わります。 効果的な位置を覚えましょう。

# 関数の前にコメント
def greet_user(name):
# 処理の説明
message = f"こんにちは、{name}さん"
return message

関数の前にコメントを書くと、この関数が何をするのかがわかりやすくなります。 関数内の処理についても、重要な部分にコメントを入れましょう。

# 変数の説明
user_count = 0 # 現在のユーザー数
total_score = 0 # 合計スコア

変数の横にコメントを書くと、その変数の意味がわかりやすくなります。 特に、数値や略語を使った変数名の場合は効果的です。

# 複雑な処理の前に説明
# ユーザーデータを辞書から取得し、フォーマットして表示
for user in users:
formatted_name = user["name"].upper()
print(f"ユーザー: {formatted_name}")

複雑な処理の前にコメントを書くと、何をしようとしているかがわかります。 ループや条件分岐の前に説明を入れると効果的です。

避けるべきコメントの例

逆に、あまり効果的でないコメントも知っておきましょう。

# 悪いコメントの例(過度なコメント)
x = 5 # xに5を代入
y = 10 # yに10を代入
z = x + y # xとyを足してzに代入
print(z) # zを表示

このようなコメントは、コードを見れば分かることを書いているので不要です。 コメントが多すぎると、かえって読みにくくなってしまいます。

効果的なコメントの書き方

わかりやすいコメントの特徴

良いコメントには、共通した特徴があります。 実際のコードを見ながら確認しましょう。

def calculate_monthly_payment(principal, annual_rate, years):
"""
月次返済額を計算する
Args:
principal: 元本(借入金額)
annual_rate: 年利率(例: 0.05 = 5%)
years: 返済年数
Returns:
月次返済額
"""
# 年利率を月利率に変換
monthly_rate = annual_rate / 12
# 返済回数を計算(年数 × 12ヶ月)
num_payments = years * 12
# 複利計算を使用した月次返済額の算出
# 公式: P * [r(1+r)^n] / [(1+r)^n - 1]
if monthly_rate == 0:
# 金利がゼロの場合の特別処理
return principal / num_payments
monthly_payment = principal * (
monthly_rate * (1 + monthly_rate) ** num_payments
) / (
(1 + monthly_rate) ** num_payments - 1
)
return round(monthly_payment, 2)

まず、関数全体の説明から見てみましょう。

関数の目的が明確に書かれています。 「月次返済額を計算する」という一言で、何をする関数かがわかります。

引数の説明も詳しく書かれています。 principalが元本、annual_rateが年利率だと説明されているので、使い方がわかりやすいです。

処理の流れも段階的に説明されています。 年利率を月利率に変換する理由や、複利計算の公式まで書かれています。

特別な処理についても説明があります。 金利がゼロの場合の処理が、なぜ必要なのかが書かれています。

避けるべきコメントパターン

効果的でないコメントの例も見てみましょう。

# 悪いコメントの例
# 変数に値を代入
name = "田中"
# if文でチェック
if age >= 18:
# 成人と表示
print("成人")

このようなコメントは、コードを見れば分かることを書いているので不要です。 「変数に値を代入」「if文でチェック」などは、コードを読めばわかります。

# 良いコメントに修正
# ユーザー情報の初期化
name = "田中"
# 成人判定(18歳以上で成人とする)
if age >= 18:
print("成人")

修正版では、「なぜ」その処理が必要なのかを説明しています。 「ユーザー情報の初期化」「成人判定の基準」など、意味のある情報を書いています。

# 特に避けるべきコメント
def add(a, b):
# aとbを足す
return a + b # aとbを足した結果を返す

このような明らかすぎるコメントは、読み手にとって邪魔になります。 関数名がaddで引数がabなら、足し算をすることは明らかです。

実践的なコメント活用法

デバッグ時のコメント活用

プログラムの問題を解決するとき、コメントが大活躍します。 実際のデバッグ例を見てみましょう。

def process_student_grades(students):
"""学生の成績を処理する"""
# DEBUG: 入力データの確認
# print(f"処理対象の学生数: {len(students)}")
total_score = 0
student_count = 0
for student in students:
# DEBUG: 各学生の情報を確認
# print(f"処理中の学生: {student}")
if "scores" in student and student["scores"]:
# 有効な成績データがある場合のみ処理
student_average = sum(student["scores"]) / len(student["scores"])
total_score += student_average
student_count += 1
# DEBUG: 計算結果の確認
# print(f"{student['name']}: 平均点 {student_average}")
if student_count > 0:
class_average = total_score / student_count
# DEBUG: 最終結果の確認
# print(f"クラス平均: {class_average}")
return class_average
else:
# 計算できる学生がいない場合
return 0

ここでは、DEBUGというコメントでデバッグ用の情報を整理しています。

デバッグ時には、print文の前の#を外すだけで情報を確認できます。 問題が解決したら、また#を付けて無効化できます。

各段階での確認ができるようになっています。 入力データ、各学生の処理、最終結果を段階的にチェックできます。

# テストデータ
students = [
{"name": "田中", "scores": [80, 90, 85]},
{"name": "佐藤", "scores": [75, 88, 92]},
{"name": "鈴木", "scores": []} # 空の成績データ
]
result = process_student_grades(students)
print(f"結果: {result}")

テストデータも用意されているので、実際に動かして確認できます。 空の成績データなど、エラーが起きそうなパターンも含まれています。

TODOコメントでタスク管理

将来やりたいことや、後で修正すべき箇所を記録しましょう。 TODOコメントを使うと、開発がスムーズに進みます。

class UserManager:
"""ユーザー管理クラス"""
def __init__(self):
self.users = []
def add_user(self, name, email):
"""ユーザーを追加"""
# TODO: メールアドレスの形式チェックを追加
# TODO: 重複ユーザーのチェックを追加
user = {
"id": len(self.users) + 1,
"name": name,
"email": email,
"created_at": "2024-07-07" # TODO: 実際の日時を取得
}
self.users.append(user)
print(f"ユーザーを追加: {name}")

TODOコメントを使うことで、後でやるべきことを忘れずに済みます。 メールアドレスの形式チェックや重複チェックなど、重要な機能を記録しています。

def get_user(self, user_id):
"""ユーザーを取得"""
for user in self.users:
if user["id"] == user_id:
return user
# TODO: ユーザーが見つからない場合の例外処理
return None
def update_user(self, user_id, name=None, email=None):
"""ユーザー情報を更新"""
# FIXME: この実装は効率が悪い(リストの線形検索)
user = self.get_user(user_id)
if user:
if name:
user["name"] = name
if email:
# TODO: メールアドレスの形式チェック
user["email"] = email
print(f"ユーザー情報を更新: {user['name']}")
else:
print("ユーザーが見つかりません")

FIXMEコメントは、既存のコードに問題があることを示します。 効率の悪い実装など、改善が必要な箇所を記録しています。

TODOFIXMEを使い分けることで、タスクの優先度がわかりやすくなります。

コードブロックの効果的な説明方法

全体→部分説明のパターン

長いコードを説明するときは、まず全体を見せてから部分的に解説するのが効果的です。 実際の例を見てみましょう。

# 今回作るAPIの全体像はこんな感じです
async def fetch_user_data(userId):
try:
response = await fetch(f"/api/users/{userId}")
if not response.ok:
throw new Error("ユーザーが見つかりません")
data = await response.json()
return data
except Exception as error:
print(f"エラーが発生しました: {error}")
return None

ちょっと長いですね。 でも大丈夫です!一つずつ見ていきましょう。

まず、関数の宣言部分から説明します。

async def fetch_user_data(userId):

asyncをつけることで、この関数の中でawaitが使えるようになります。 引数のuserIdで、どのユーザーの情報を取得するか指定します。

次に、実際のAPI呼び出し部分を見てみましょう。

response = await fetch(f"/api/users/{userId}")

fetch関数でAPIにリクエストを送ります。 awaitをつけることで、レスポンスが返ってくるまで待機します。

エラーチェックも重要な部分です。

if not response.ok:
throw new Error("ユーザーが見つかりません")

APIが正常に応答したかチェックして、問題があればエラーを投げます。 response.okは、HTTPステータスコードが200番台の場合にTrueになります。

最後に、例外処理の部分を見てみましょう。

except Exception as error:
print(f"エラーが発生しました: {error}")
return None

何らかのエラーが発生した場合、エラーメッセージを表示してNoneを返します。 これによって、エラーが発生してもプログラムが止まらずに済みます。

段階的な説明の重要性

コードを段階的に説明することで、初心者でも理解しやすくなります。 以下の順序で説明するのがおすすめです。

# 1. まず基本形を説明
def calculate_area(radius):
"""円の面積を計算する基本形"""
return 3.14 * radius * radius
# 2. 少しずつ機能を追加
def calculate_area_improved(radius):
"""改良版:エラーチェック付き"""
if radius < 0:
return 0
return 3.14 * radius * radius
# 3. さらに機能を追加
def calculate_area_advanced(radius):
"""上級版:精密な計算とエラーハンドリング"""
import math
if radius < 0:
raise ValueError("半径は0以上である必要があります")
# より精密なπを使用
return math.pi * radius * radius
# 4. 最後に全体をまとめる
def calculate_circle_info(radius):
"""円の情報を総合的に計算"""
import math
if radius < 0:
raise ValueError("半径は0以上である必要があります")
area = math.pi * radius * radius
circumference = 2 * math.pi * radius
return {
"radius": radius,
"area": round(area, 2),
"circumference": round(circumference, 2)
}

段階1では、最もシンプルな基本形を示しています。 まず、基本的な動作を理解してもらいます。

段階2では、エラーチェックを追加しています。 なぜエラーチェックが必要なのかを説明します。

段階3では、より精密な計算方法を紹介しています。 math.piを使うことで、より正確な結果が得られます。

段階4では、実用的な形に発展させています。 面積だけでなく、円周も計算できるようになりました。

複数行コメントとドキュメント文字列

複数行コメントの使い方

長い説明が必要な場合は、複数行コメントを使いましょう。 効果的な使い方を見てみましょう。

# このアルゴリズムは、配列内の最大値を見つけるために
# 線形探索を使用します。
#
# 時間計算量: O(n)
# 空間計算量: O(1)
#
# より効率的な方法もありますが、
# 理解しやすさを重視してこの実装を選択しました。
def find_maximum(numbers):
if not numbers:
return None
max_value = numbers[0]
for number in numbers[1:]:
if number > max_value:
max_value = number
return max_value

複数行コメントを使うことで、アルゴリズムの説明が詳しくできます。 計算量の情報や、なぜこの方法を選んだかの理由も書けます。

ドキュメント文字列の活用

関数やクラスの詳しい説明には、ドキュメント文字列を使いましょう。 三重引用符(""")で囲むことで、複数行の説明が書けます。

def convert_temperature(celsius):
"""
摂氏温度を華氏温度に変換する
Args:
celsius (float): 摂氏温度
Returns:
float: 華氏温度
Examples:
>>> convert_temperature(0)
32.0
>>> convert_temperature(100)
212.0
"""
fahrenheit = celsius * 9/5 + 32
return fahrenheit

ドキュメント文字列には、関数の説明引数の説明戻り値の説明使用例を書きます。 これにより、関数の使い方が一目でわかります。

class BankAccount:
"""
銀行口座を表すクラス
Attributes:
owner (str): 口座名義人
balance (float): 残高
"""
def __init__(self, owner, initial_balance=0):
"""
口座を初期化する
Args:
owner (str): 口座名義人
initial_balance (float): 初期残高(デフォルト: 0)
"""
self.owner = owner
self.balance = initial_balance
def deposit(self, amount):
"""
入金する
Args:
amount (float): 入金額
Raises:
ValueError: 入金額が負の場合
"""
if amount < 0:
raise ValueError("入金額は正の値である必要があります")
self.balance += amount
print(f"{amount}円を入金しました。残高: {self.balance}円")

クラスのドキュメント文字列では、そのクラスが何を表すのかを説明します。 主要な属性(Attributes)も書いておくと親切です。

メソッドのドキュメント文字列では、そのメソッドの機能を詳しく説明します。 引数、戻り値、発生する可能性のある例外まで書きます。

コメントのベストプラクティス

「なぜ」を説明する重要性

良いコメントの最も重要なポイントは、「なぜ」を説明することです。 「何をするか」ではなく、「なぜそうするか」を書きましょう。

def apply_discount(price, customer_type):
"""価格に割引を適用する"""
# プレミアム顧客には20%割引を適用
# ビジネス要件により、他の顧客タイプより優遇
if customer_type == "premium":
return price * 0.8
# 一般顧客には10%割引
elif customer_type == "regular":
return price * 0.9
else:
return price

このコメントは、なぜプレミアム顧客により多くの割引を適用するのかを説明しています。 「ビジネス要件により」という理由があることで、後から見た人も納得できます。

複雑なロジックの説明

難しい処理には、詳しい説明を付けましょう。 特に、アルゴリズムや数学的な計算には説明が必要です。

def calculate_fibonacci(n):
"""フィボナッチ数列のn番目の値を計算"""
# メモ化を使用して計算効率を向上
# 大きなnでも高速に計算できる
memo = {}
def fib(num):
if num in memo:
return memo[num]
if num <= 1:
return num
# 再帰的に計算し、結果をメモに保存
memo[num] = fib(num - 1) + fib(num - 2)
return memo[num]
return fib(n)

メモ化という技術を使っていることを説明しています。 なぜメモ化が必要なのか、どんな効果があるのかも書かれています。

外部要因の説明

外部システムとの連携や、特別な制約がある場合は必ず説明しましょう。

def fetch_user_data(user_id):
"""外部APIからユーザーデータを取得"""
# APIの制限により、1秒に1回までしかアクセスできない
time.sleep(1)
# タイムアウトは30秒に設定
# ネットワークの状況により応答が遅い場合がある
response = requests.get(f"https://api.example.com/users/{user_id}",
timeout=30)
return response.json()

API制限タイムアウト設定の理由を説明しています。 これにより、後から見た人が設定を変更すべきかどうか判断できます。

警告やリスク事項の記載

危険な処理や、注意が必要な処理には必ず警告を書きましょう。

def delete_all_files(directory):
"""指定ディレクトリ内の全ファイルを削除"""
# 警告: この操作は取り消せません
# 実行前に必ずバックアップを取ってください
for filename in os.listdir(directory):
file_path = os.path.join(directory, filename)
if os.path.isfile(file_path):
os.unlink(file_path)

危険な処理には、必ず警告コメントを入れましょう。 「取り消せない」「バックアップが必要」など、重要な注意事項を書きます。

コメントの保守と管理

コメントも更新が必要

コードを変更したら、コメントも一緒に更新しましょう。 古いコメントは、かえって混乱を招いてしまいます。

def calculate_tax(price, tax_rate=0.1):
"""
価格に税金を加算する
注意: 税率は2024年7月時点の日本の消費税率(10%)
法改正により変更される可能性があります
"""
# 2024年7月現在: 消費税率10%
# TODO: 設定ファイルから税率を読み込むように変更
total_price = price * (1 + tax_rate)
return round(total_price, 2)

日付を明記することで、いつの情報なのかがわかります。 法改正の可能性など、将来的な変更についても言及しています。

古くなったコメントの例

以下のようなコメントは、更新が必要です。

# 悪い例(古い情報)
def send_email(recipient, message):
"""
メールを送信する
注意: 2023年のAPI仕様に基づいています
↑ このコメントは更新が必要
"""
# 旧API使用(非推奨)
# ↑ 新APIに移行済みの場合、コメントも更新する
pass

年度の古い情報非推奨のAPIについてのコメントは、すぐに更新しましょう。 間違った情報を残しておくと、後で問題になります。

定期的な見直し

コメントは定期的に見直しましょう。 プロジェクトの進行に合わせて、不要になったコメントを削除することも大切です。

# 見直しのポイント
# 1. 情報が古くなっていないか?
# 2. 不要なコメントが残っていないか?
# 3. 新しい機能に説明が必要か?
# 4. TODOコメントは完了したか?

まとめ

Pythonコメントの書き方について、重要なポイントをまとめましょう。

基本的な書き方

  • #記号を使ってコメントを書く
  • #の後にはスペースを入れる
  • 適切な位置にコメントを配置する

効果的なコメントのコツ

  • 「なぜ」を説明することを心がける
  • 複雑なロジックには詳しい説明を付ける
  • 将来の改善点はTODOコメントで記録する

避けるべきコメント

  • 自明な内容の説明は不要
  • コードの直訳は避ける
  • 古くなった情報は更新する

実践的な活用方法

  • デバッグ時の補助情報として活用
  • TODOコメントでタスクを管理
  • ドキュメント文字列で詳細な説明

保守のポイント

  • コードの変更に合わせてコメントも更新
  • 定期的な見直しで不要なコメントを削除
  • チーム内での統一ルールを決める

良いコメントは、あなたや他の開発者がコードを理解する大きな助けになります。 最初は「何を書けばいいかわからない」と感じるかもしれませんが、続けていくうちに自然と上達しますよ。

ぜひ、今日からコメントを積極的に活用して、読みやすいPythonコードを書いてくださいね! きっと、後で「コメントを書いておいてよかった」と思う日が来るはずです。

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